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成功には法則があった~7つの習慣~

皆さんこんにちは、管理人のRioです

前回までで第5の習慣まで解説しました。今回は最終回です。第6の習慣と第7の習慣を解説。

今回解説する習慣

第6の習慣・シナジーを生み出す

第7の習慣・刃を研ぐ

 

 

はじめに

今回は最終回として最後の習慣を解説します。時間が無いからこそ、時間をかけるべき事があるはずです。それがなんなのかこれで分かります。

 

第6の習慣

第6の習慣は、シナジーを生み出す。直訳すると相乗効果となりますが、どんな事が起きればシナジーは生まれた事になるのか見ていきます。

シナジーとは

シナジーは先ほど紹介したように「相乗効果」を意味します。私達は普段社会通念の窓から物事を見ています。当たり前に学校に行き、進学し、就職し...と。これはそういう脚本があり、脚本通りに人生が進んでいるだけです。シナジーが起きると、脚本にない事や想定外の事が起こります。しかし、元々の脚本からズレたことで今までよりもさらに良い結果が得られる、を目指すというのがシナジーを生み出すということになります。

カオスの生み出すシナジー

ここではシナジーのいい具体例と悪い具体例を紹介します。

教室でのシナジー

筆者は大学の講義を行っています。もちろん授業のプラン(脚本)もあります。この講義では一人一人が実体験を語っていくものでした。しかしある1人の生徒の実体験を語るタイミングから全く違うプランの授業になってしまいました。しかし皆が1人の話に共感をし、終わると良い空気に包まれました。そして筆者はこの体験を皆で本に纏めようとしたのです。元々そんな案はなく、脚本にもない結末でした。しかしそうする事によりクラスはより良い雰囲気で授業を行えたのです。

これが教室でのシナジー。結末としてクラス全員で「本を書く」という今までにない案を生み出し、さらに良い効果を発揮したのです。

動物学校

動物達が通う学校があります。授業は水泳、かけっこ、木登り、飛行の4種類。カエルは泳ぎが得意でしたがかけっこが苦手でした。そこで悪い所を治すために毎日かけっこの練習をさせられます。すると水かきが傷付き、得意だった泳ぎまで苦手になってしまいます。うさぎさんはかけっこが得意です。しかし手を使うのが得意じゃないので木登りが苦手でした。うさぎさんも毎日補習で木登りをしました。するとある時手が滑ってしまい木から落ちてしまい足が折れてしまいます。もう走る事はできません。

これが悪いシナジー。悪い所を直そうと頑張りすぎるといい所まで死んでしまうという事です。シナジーはプラス方向だけでなくマイナス方向にも働いてしまうのです。

 

第7の習慣

木こりのはなし

あなたは森の中にいます。すると1人の木こりに会いました。木こりは一日中気を切り倒し、眠る時間までも削って働きました。そこであなたはこう言います「刃を研がないのですか?」と。ここで木こりは「そんな時間はない。その時間を使って木を倒す。」と言います。

しかし現実的に考えれば、刃を研ぐための時間を作ればその日、それから先暫くは木を切り倒すスピードは上がるはずです。第7の習慣は正に「刃を研ぐ」事に注目しています。日々の仕事を良くする為に休みを取ったり、旅行に行ったり、運動をしなければならない、そういう事です。

4つの内面の成功

ここで筆者は刃を研ぐ事の具体的な要素として4つの内面的成功を唱えています。

肉体的側面

持久力をつけ、柔軟性を持ち、筋肉を付けることが肉体的側面の成功に繋がります。1日2回の運動を週7回続けるとミトコンドリアが増えて疲れにくくなるという研究もあります。肉体の強度を上げることも大切ですが、体を休める事も大切にしましょう。

精神的側面

精神的側面を成功させるには自然に触れ、瞑想を行う事が必要。マルティン・ルター今日はやるべき事がおおいから祈る時間を増やそうと言ったそうです。心を落ち着かせ内面を見つめ直し、精神的に成熟しましょう。

知的側面

脳は新しい事を学んだり体験すると、学習に適した形に変わると言われています。ですから、別の専門分野を学んだり、1日1時間は小説を読む事や映画を見る、瞑想をする時間に当てましょう。

社会情緒的側面

この側面を成功させるのは第4・5・6の習慣を徹底する事です。他者へ見返りを求めず与える人、ギバーになる事が大切です。

 

おわりに

ここまで読んで下さりありがとうございました。7つの習慣では具体的な交渉術や説得術、心理テクニックなどは紹介されていません。しかし私は持っている知識を活かしたい、共有したいというモチベーションを再確認しました。時間に追われるだけの生活に幸福度と充実度を足して行きましょう。

 

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

 

 

 

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