ストレスが健康に悪影響を与えるのはウソだった ストレスとの正しい付き合い方
皆さんこんにちは、管理人のRioです
今回はかなり衝撃の事実となりますが(僕だけかも)、ストレスが不健康に繋がっていたのはウソだったって事が分かってしまったので解説します。(睡眠の科学についてやる予定だったのですが時間の都合でためてたエントリになります。次回から睡眠の科学に入ります。このエントリもかなり重大なことに触れてるのでご勘弁。)
はじめに
今回はストレスと健康の関係性に話します。で、ストレスを日本語でどう解釈すればいいかと言うと、「理不尽」とかだと思います。あとはまぁ色々ありますが、ストレスはストレスですね。という訳で見ていきましょう。
ストレスを悪と思った人は死ぬ!?
皆さんはストレスが溜まると不健康になると思いますか?ちなみに僕も不必要なストレスは精神衛生に良くないしできるだけ避けようと思ってました。
3万人を8年間追跡調査してみた
この研究ではアメリカの3万人を8年間に渡り追跡しました。そこで、「昨年、ストレスを感じましたか?」と質問しました。質問は複数で「過度なストレスですか?」とか「ストレスは不健康と結びつくと思いますか?」とかも質問しました。質問によって
- ストレスを感じたし、ストレスは不健康になる
- ストレスを感じはしたけど不健康とは結びつかない
- あまり、またはまったくストレスを感じない
の3グループに分けたって事ですな。
調査結果
追跡調査の結果、
- ストレスを感じていた人の中でストレスによって死亡した人はなんと46%にもなりました。
しかし、この46%の人達は「ストレスは、健康に悪影響だ」と思っていた人達だけだったのです。
さらに、
- ストレスを感じたけれど健康に悪影響かは分からない、と答えた人たちはストレスを感じてない人と同じかむしろ健康的でした。
ストレスを悪だと思うと血管が縮む
今まで、ストレスは風邪から心血管疾患に至るまでに悪影響を及ぼすと考えられていました。
ストレスを感じた時、
- ストレスは健康に悪い
- ストレスはチャンスだ
の2通りに感じ方を選べます。前者を選んだ人達はストレスを感じた時になんと血管が縮んでいたのです。そして、後者を選んだ人は血管に異常は見られませんでした。それどころか幸せや幸福を感じた状態と非常に似ていたのです。
幸せだと感じるのはストレスホルモンのおかげ
皆さんオキシトシンというホルモンをご存知ですか?昨今かなり話題になり、知らない人はいないのではというほど有名です。このホルモンはラブホルモン等の俗称があり、幸福感を感じた時に分泌されるホルモンです。
しかしこのホルモン、実はストレスホルモンなのです。私達が幸福を感じれていたのは、ストレスホルモンのおかげだったということですね。
まとめ
つまり、ストレスは本来健康に害なんて無かったという事です。今まで沢山の健康心理学者などがストレスは健康に害があると言ってきましたが、その考え自体が健康に悪かったのです。
年間ストレスによって死亡する人がいましたが、その人達は今までの科学を信じてた故だったということです。
参考:
TED Talk URL
via TEDICT (http://itunes.apple.com/app/id537961396?mt=8)
ケリー・マクゴニガル: ストレスと友達になる方法
http://www.ted.com/talks/lang/ja/kelly_mcgonigal_how_to_make_stress_your_friend.html