ウソは見抜ける~科学的ウソの見抜き方、無意味なテクニック~
皆さんこんにちは、管理人のRioです
(スマホで見てくださっている皆様、いつもありがとうございます。お手数ですがPC版見ていただくと読みやすいかもしれません。不慣れで設定が完了していません。)
今回は、ウソを見抜くために必要なことと、どんなことをしたら見抜けるようになるの?ってことを解説。
それではどうぞ
そもそもウソって見抜ける?
ここが結構今回のポイントだったりします。理由は情報があふれる時代の中で、「ウソをつくと声が変わる」「足を組むのは隠し事があるサイン」なんて事が広まっています。はっきり言います、そういった仕草でウソを見抜くのはほとんど不可能に近いです。もともと足を組む癖が有ったり、コミュニケーションが得意ではなくて慌ててしまって言葉に詰まってしまうことがあるからです。これはウソをついていなくても無意識に出てしまう反応ですからあまり頼りになりません。
しかし、より科学的にウソを見抜く方法が存在することも事実です。今回は簡単な内容を紹介しようと思います。
シミュレーション戦略
これはシカゴ大学の提唱するテクニックで、ぶっちゃけこれがかなり重要なポイントになります。わかりやすく言うと、「もし自分だったらこの状況でウソをつくかな?」と考えることです。その為には相手の気持ちになる事、相手の気持ちに共感できることが非常に大切になります。
ウソを見抜く力=〇〇力だった
シカゴ大学の実験
シカゴ大学でこんな実験が行われました。
「この人たちの心を読んでください」とお願いし、写真を見せます。そして片方のグループには「仕草」や「態度」から、もう片方には「もし自分が写真の人だったら?」と想像してもらいました。後者がシミュレーション戦略です。これでどちらが正確に心理を読み取れていたか調べたのです。結果はシミュレーション戦略グループの圧勝でした。
つまり相手のウソを見抜くために必要なのは、『共感力』だったわけです。
見抜く力を上げてくれる簡単トレーニング
〇〇〇を見て「EQ」を上げる
『共感力』が大切だよってことはもうわかりましたと。じゃあどうやってトレーニングをするかというと、「海外ドラマを見る!」です。そんなことで?と思いますが、そんなことでいいのです。共感力は心の知能指数といわれる「EQ」が高い事と比例します。良質な海外ドラマでは、登場人物の心の揺れ動きが非常に多いです。さらに脚本も素晴らしく、先の展開が読めずハラハラします。沢山見ていると、展開が先読みできたり、登場人物への感情移入ができるようになってきます。そうなってくればあなたの『共感力』及び「EQ」が高まってきた証拠です。
*おすすめは「メンタリスト」、「ホワイトハウス」
「畏敬の念」を感じよう
これはカリフォルニア大学のポール・ピフ博士の研究で明らかになった事です。実験では学生を二つのグループに分け、片方は壮大な自然の番組、もう片方には一般的なドキュメントなどを見てまらいました。その後共感力テストを行うと最初のグループは明らかに共感力が上昇していました。理由は、自分のちっぽけさに気付き、他人の気持ちを考えようという意識が強まったためだと博士は分析しました。
そのほかにも言葉では表せないけど「何かが凄い」と思えるようなものに触れると効果があったそうです。(exp.有名な絵画、壮大なクラシック音楽、火山の噴火の様子など)
おまけ:ウソを見抜けるメリットってあるの?
あります。ビジネスシーンなんかでは相手が何を考えているかわかるというのは非常に有利です。なぜなら、「消費者像」や「クライアントの求める事」がわかるようになると、需要に沿ったアイディアを生み出せるようになります。ほかにも料理人なら「食べる人はどんな料理を食べたいんだろう」とかに応用できます。
仕事についての話をこちらでしています。ぜひ御一読を。
まとめ
今回はウソを見抜くといったことに関して心理学の世界が導き出した答えをほんの少し紹介しました。知識やテクニックは持ってるだけでは意味がありません。例えるなら参考書にはやたら詳しいのに勉強ができないやつみたいなもんだからです。大事なのは勉強法を知ってるより実践し、成果を上げることです。皆さんの生活が少しでも豊かになりますように。